All entries for February 2005
February 23, 2005
ごめんなさいSPECIAL
せっかくコメントくれたのにずっとお返事できなくてごめんなさい。
実は2度試みたのに、なぜかアップできず消えてしまってむかついてあきらめたりしてました^^; 今回こそは3度目の正直!
それから、ひとりひとりにコメントを加えたかったんだけど(もらったものの上に付け加える感じで)、なーぜかアップできないので、新しいエントリーの形になるけど、重ねてごめんなさいです。
>Eiki
また謝んなきゃいけないよ^^; すみません。。。 これ書き終わったらGreeのも書き始めることにするわー。自分のことだと思いついたまま好きなように書けるけども、人さまのことになるといろいろ考えちゃうのよ。ま、結局そのとき思ったとおりに書くしかないのだけど^^; もうすぐアップされると思うから乞うご期待ね~☆
>Yu
こういう人々はやっかいですよね。。。グループワークをするとなると。
彼女たちはとても優秀なひとで、2,3ヶ国語話せて、既にジェンダーに関するpracticalな仕事も経験済みだったりするのだけど、なんというか結局このひとたちにとってジェンダーはあまり重要なことではないんだろうなと思ってしまう。
プレゼンの準備している間つまらなそうにしている一方で、「今女性でジェンダーを専門でやってると、国連でポストを得やすいからね」とかって言うんですよ。
確かにそれは一つの傾向かもしれないけれど、こういうひとがジェンダーの専門家として国連のプログラムに関わるとしたら末恐ろしい。少なくとも私の場合やたとえばレズのクラスメートから感じられるような、こちとら自分の人生に関わってるのよ!的切迫した思いは、なかなか通じないのだろうなと思う。
こちらにきて最も実感するのは、「女性」というだけでまとまることができると思うのは大間違いだってことです。決してそこに絶望しているわけではないのだけれど、非常に難しいという事実です。
人間は「女」「男」の二つにくくれるほど単純ではなく、もっともっと多種多様だからです。
そういう意味で「女性が天下をとる」なんて言い方はとてもproblematicなのですが、それでもこの世の中に存在する様々なレベル・分野の社会の歪みが矯正されるひとつの段階として、これまでの「女」という枠を広げ、その枠から飛び出し、さらに新たな概念を創り上げるような大きな変化を、いわゆる「女性」たちにもたらしてほしいという、私の願いがあったりするわけです。
言葉というのは非常にやっかいですよね。。。言葉が無ければ物事を考えることも、伝えることもできない。「男」「女」というカテゴリーの言葉しかないからこそ、その違いが初めて意味をもつ違いとなって強調される。ポスト構造主義の議論をたどっていくと言葉の持つ圧倒的な力に驚かされるし、だからこそそこに新たな可能性をみいだしたりします。
ま、つまり、なかなかうまく伝えられないけれど、誤解しないでね(笑)ってこと。決して誤解だけを恐れているのではないのだけど。
ちなみに、例の女性首相の時代の政策は、女性にとっても最も厳しいものだったというのが多くのフェミニストの見解です。フェミニストってほとんどの点で個々人で意見が食い違ってて「これが大多数のフェミニストが考えてることです!」ってすっきりだせるようなものは無きに等しかったりするんだけど、彼女が首相になった事実やその政策をとりあげて、フェミニスト的に肯定的に評価している人は聞いたことがありません。
あえて誤解を恐れずに言えば、トップが女だからって何さってことです。その事実だけで何かを断定することは決してできない。だからこそ、逆に男は仕事だとか、男はリーダーシップが必要とか、ハードな仕事をこなす体力があるとか、っていう言い方も同様に意味の無いことです。
生きているうちにポジティヴな変化が起き、そこに自分の何らかの形で加わることができたならと思うとわくわくします^^
>Shoko
Ottawaはもう本格的に寒いようだね~!天然のリンクスケートなんてうらやましい!
なかなかできない経験だよね。
昨日Bostonにいる友達とチャットしたんだけど、彼女のところも雪が降って寒いみたいだった。
イギリスも緯度が高いから寒そうって思われがちなんだけど、日本とそこまで変わらないかなーというのが私の実感。
でも今日は久々にしっかり冷え込んで、雪。。。?と思ったらひょうだったの~(><)いたかった。
ちょうどスーパーに向かって何の屋根も無い道を歩いているところで、どこかに隠れることも、前をしっかり見ることもできず、ひたすらひょうにまみれながら歩いたよ。。。とほほ。
もうちょっと暖かくなったら北欧にも行ってみたいなあ!
実はクリスマスに東欧旅行から帰って来て、空港からロンドン市内までのバスに乗ったときに、スウェーデン人のおじさんと知り合いになってね。偶然にも大学でジェンダーを学び始めたソーシャルワーカーだったのよ!出会いって思いがけないところにあるよね。メールのやりとりしてるから、いつかおじさんを訪ねてみるっていうのもいいかもしれない。北欧のジェンダー政策には興味アリだしね。ムーミンも見たいし☆
また近況書き込みに来てね~^^
February 02, 2005
How to conquer the world
あさってはプレゼンなので、一緒にやるグループ4人でミーティングがありました。
Gender Analysis and International Developmentという授業で、ILOのGender Mainstreamingについてのプレゼンです。
内容はともあれ、そこで私が改めて実感したのは・・・
「人の話を聞こうよ^^;」ということ。
昨日集まったときは「ごめん、ちゃんと読んでないからダメ。明日やろう」
今日集まれば集まったで、いったい何をプレゼンするのかという超基本的な合意がないまま、とにかくベラベラ好きなことをしゃべり、個人個人がやる部分だけが決まって、一人は「じゃ当日ね☆」と去っていく始末。
残った3人で話していると、一人が「私、はっきりいって○○(去っていった子)が何言ってたかよくきいてなかったんだけど。」がーん。するともうひとりが「っていうか誰がこのプログラム自体の説明するの?」で、結局二人はケンカに。。。プレゼンの内容をよくしようという建設的な議論ではなく、言い合いに勝とうという火花バチバチの口ぶりには、あっけにとられて笑いさえこみあげてきました。
練習もせず、誰が何をいうのかもはっきりわかっていないまま、じゃ当日ってそれでいいのか!とひとり私はグループ全体のことを思った当然な文句を言ったのですが、結局みんなひとのことには興味ないのです^^;
まあ、こんなことめずらしいことではないんですが、改めて人の話をきくというのはひとつの能力なんだなということを実感しました。日本人はその点、自分の意見を主張するよりもまずは人の話を聞こうというふうに育てられていることが多いと思いますが、外国ではそれが一見不利に働くことが多いです。語学力の差も一つの要因だと思いますが、何より周りよりも自分のことに集中する能力、そしてその自信たっぷりな態度のまえには、日本人の繊細な気配りはなーんにも伝わらなかったりするのです(泣)日本人がよく考えてもないことを口にするのはいかがなものか。。。なんて気にしている間に、どーでもいいことをさも世界の常識のように話すのを聞いていると、この溝はいったいどうやってうめればいいのやらと思ってしまいます。
反面、別に日本人はきいてるだけで何も考えてないのかといったら、それは大いに違うといえるでしょう。むしろ日本人は細かいところまでよく考えている人が多い。ディスカッションでは弱いけれども、よく理解された高度な内容の論文を書くというのはよく聞く話です。私の友達のことを考えても、この年でなんと優秀なのかしらと思うような能力のあるひとはいっぱいいる。私はつくづく思うのですが、日本人に英語だけでひーひー言うのではなく何ヶ国語も話せるような語学力があり、自信をもってそれを伝える度胸が備わったら、世界はもう日本のものです!!だってもう実力はあるんだもの。私個人としては、生きている間に女性が天下をとる時代を見たいので(笑)自分も含めてぜひこれから特に日本人の女性にはこの二つを克服してもらいたいと思います。
サブリナや昼下がりの情事などの作品を撮った監督、Billy Wilderはオードリーのことを'This girl, singlehanded, may make bosoms a thing of past'(この娘は、たった一人で、おっぱいを過去の遺物にしてしまうかもしれない)と絶賛しましたが、初めからおっぱいでは勝てない日本人も、ちっとも話をきかないひとたちにも理解できるような圧倒的な力をつける必要があるでしょう。
ああ、っていうかちゃんとプレゼンくらいやろうよ。。。私の話もきいてくれよ。。。と言いたいだけなんだけど^^;外国で生きていくには、まだまだ修行が必要です。
'Please don't say i'm self-effacing.You have to face something to be self-effacing.'(私のことを控えめな人間などといわないでください。控えめであるためには、その前になにかに立ち向かうことが必要です)――Audrey Hepburn
(photo: Rodyたち。よく耳をたてて聞きましょう)