January 26, 2005

Life is performative…

好きな女優の一人、二コールキッドマンの新作「Birth」を見に行ってきました。
大学の映画ソサエティが新旧様々な作品をほぼ日替わりで上映してくれるので、たまにふらりと足を運びます。一回1,8ポンド。一回1800円もする日本の映画館に比べると、気軽にいけるのが魅力です。
部屋でゆっくりDVDを見るのもいいけれど、映画館にいって見るのが好きです。その作品の世界にどっぷり浸れるから。よい小説を読んだときも同じ感覚に襲われますが、その世界が自分の中で持続する限り、普段と変わりない日常生活の一つ一つの側面が特別な意味を持つ気になります。そういう意味では、SFとかありえないことが起きるような超日常の世界は、コメディやアニメーションをのぞいて(これらはまた違う理由で楽しむことができるので)、ほとんど興味がありません。自分が登場人物や作品の舞台に同化し現実味を感じられることが大切です。だからといって、誰かの日常生活を四六時中撮ったドキュメンタリーなんてものがあったとしても、別に見たいとは思わない。たとえば江国香織さんの小説を読むと、「食べる」「のむ」「眠る」といった日常の行為が物語を構成する一部としていかに魅力的なものになりうるかということに驚かされます。私にとって重要なのは、ただ雑然と存在しているように思われる全ての行為やもの、言動が、きちんとした物語として再構成されていることです。支離滅裂な(笑)自分の日々の生活に比べて、「きちんとした生活」が存在することは不思議な安心感を与えてくれます。


そんなことを考えていると、人生はperformativeなものだという思いに突き当たらざるを得ません。人の数だけ人生というものがあって、日々生きていくことは意識するしないに関わらず一つの物語を続けていく作業だとしたら。。。いわゆる平凡な人生にも、「劇的な」人生とは逆の評価を受けているだけで、一つのスクリプトが存在するわけです。だとすると、そのスクリプトがどのようにできあがっているのかに私は興味があります。論理的な可能性としては、誰もが自分の物語のスクリプトを創りあげていくことができるでしょう。しかし、実際はいかに自分で「自由に」選択しているように見えることがらも、実は限られた範囲から選ばされていることが多いのではないか。特にジェンダーの勉強をしていると、その感が強くなります。「自然」という言葉の下に構築されたスクリプトを、何十億人というひとが自発的に採用する事実は、現代の多くの「自由」人が嫌う全体主義を思い起こさせます。たとえばどんなことに性的な興奮を覚えるかということについても、そこには厳然としたスクリプトがあり、そのコードを離れてはひとは性的にならないのです。これだけたくさんの人がいればそれだけの性のあり方があってもいいはずなのに、大多数の性というものが存在すること自体がある意味恐ろしい話だといえます。私自身、今日レズビアンの友人と宝塚の話をしていたときに、ふと「でも(男役のひとも)結局女性だから私の恋愛対象にはならない」というようなことを言ったら、非常にstraightな発言だと指摘されました。結局私も異性愛のコードに縛られていると改めて実感する出来事でした。話はずれましたが、ジェンダーに限らず何かのスクリプトを選び取る、または可能ならば創りだす作業が人生の物語をつくっていくことならば、私はできる限り多くの選択肢を持って、好きなときに好きなものを選びたいと思うのです。もちろん現在既に採用している選択肢以外の可能性を知るということは、すぐにその可能性が現実になるということを意味しません。知っててもできないこともある。けれども、たとえ自分自身が採用できなくても可能性があることを知っていることで自分とは異なる他人の選択を許容できるだろうし、そこから自分の新たな選択肢を創り上げることもできるかもしれない。そもそも自分が何かを選び取っているということ、何かを創り上げる能力があるのだということにも気づかないまま生きる人生は嫌だなと思うわけです。映画を見るというのは、私にとって選択肢を増やす行為といえるかもしれません。普段はそんなこといちいち考えてるわけじゃないですけどね^^; 私の好きな上野千鶴子さんの言葉「オリジナリティは情報の真空地帯には発生しない」そこには何らかの形での差異が必要であり、私は常にその差異に敏感でありたいし、学ぶという行為の目的のひとつはそこにあると思います。

で、肝心の映画なんですが、まだ日本未公開ということなのでこれから見るひとのために特にあらすじには触れませんが、とてもよい物語であったことはお伝えしておきます。内容は現実にはありえないような題材なんですが、二コールキッドマン演じる主人公の感情が非常によく伝わってきて心にささります。特に表情がとても綺麗に撮られていて、どこの角度から見ても美しい。。。実際彼女の顔のアップのみが3分間続くシーンがあるんですが、息をのんでじっと見つめてしまいました。ほんとこのひとのキメ顔にはやられます(笑)ラストのまとまり具合が個人的には好きではありませんでしたが、なんでそうなっちゃったの!と思わせてくれるくらいが、物語に浸るには良いかもしれません。夜の上映だったので足早に映画館を立ち去る人が多かったのですが、私はひとり広い映画館に残されてクレジットの最後まで見ました。すごく寒い夜でしたが、コーヒーをすすりながら様々なことに思いをめぐらせながら歩いて帰りました。この瞬間がまさに至福の時。。。内容にもよりますけど、誰かと行った場合終わってまだ余韻に浸っているときに下手に解説されたり評論されたりすると、ほんと最悪ですからね。。。今週末はブリジットジョーンズ2をもう一度見に行きます!(単にバカげていて笑えるのと、1のColin Firthがとってもよかったから☆2よりも1の方がかっこいいんだけどね。。。)

(photo:ブダペストのオペラ劇場)


January 21, 2005

The Curry Day


今日は久しぶりに日本のカレーをたくさんつくりました^^
時々食べたくなるというのもあるのだけれど、直接のきっかけはフラットメートのジュリアーナがおとといカレーをつくっているのを見たから。
彼女は東南アジアのブルネイという国から来ているので、彼女のカレーはとてもスパイシーで、でもココナツを入れたらぴったりだなという味でした。
今日は日本のカレーを作るよ!と宣言してキッチンにたち、一時間弱。。。(グツグツ)
キッチンに入ってくる誰もが「なに、このにおいは!?」というほど、充満してたみたい^^;
面白かったのは、途中で同じくフラットメートのアブーもジュリアーナのカレーパウダーを使って、チキンを料理し始めたこと。日本の茶色いカレールーとはちがって、黄色いもっと辛そうなカレーソースができあがっていました。
彼らにとっては、日本のカレーは全然辛くないみたい。"Mmm...it tastes curry but it is not spicy!"といってました。そういわれると日本のカレーがなんかインチキみたいだけど。。。^^;これでもこくまろの中辛なのに。
もちろん他の種類のカレーも好きだけど、やっぱり日本のカレーはおいしくて、おかわりして食べてしまいました^^ やっぱりおいしいもの食べてるときはしあわせ~☆

January 19, 2005

♪singing and dancing in the rain!?

これまで何度日記というものを書こうと試みたかしれない私ですが・・・。
友だちのHPやBlogを読ませてもらうことが多いので、ついに自分も書いてみようという気になりました。
せっかくイギリスにいることだしね^^ あとで思い出にもなるし、近況報告もかねて、気が向いたときにポツポツ書いていければと思ってます。

記念すべき(?)第一回目は、「ながぐつ」。
雨の多いイギリスだからか、こちらにはいろんな柄の長靴が売られています。
ずっと手に入れたくてHPでいくつか的をしぼっていたのですが、先週の日曜日にバーミンガムに行った際にそのうちの一つがセールになっているのを発見!
二つ目のお店にサイズがあったので、即購入しました♪
とはいっても、イギリスの雨は日本のように長くざあざあ降ったりすることはあまりないので、いつ活躍するかは謎なんだけどね・・・^^;
日本でこそ、カワイイ大人のながぐつが売っていたらいいのに!
靴やスーツが汚れることを気にしなくていいし、見た目にもかわいくて、雨の日がもっと楽しくなると思うんだけどなー。

ところで雨といえばパリ。パリといえばオードリー。(私の中では)
パリに着いたら、まず何をすればいいか知ってますか?

"This is what you do on your very first day in Paris. You get yourself some rain...Then, you find yourself someone really nice, and drive her(him)through the Bois de Boulogne in a taxi. The rain's very important because that's when Paris smells its sweetest."('Sabrina')

Coventryでは起こり得ない気もするけれど^^;それもこちらの気分しだいということで。
でもやっぱり、明日は雨が降らないといいなあ。。。


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